
E-E-A-T|会社の信頼性を検索に伝えるページ整備
「E-E-A-Tが大事らしい」——SEOの記事を読んでいて、そんな言葉に出会って身構えたことはありませんか。 横文字が並んでいて、大きな会社や専門メディアの話に見えて、「うちみたいな普通の会社サイトで、いったい何をすればいいの?」と手が止まってしまう。忙しい中で調べても、抽象的な説明ばかりで、明日から触れる具体策が見つからない。そんな戸惑い、よくわかります。
でも、身構えなくて大丈夫です。E-E-A-Tは、新しく難しいページを作る話ではありません。すでにあるページ(会社概要・実績・問い合わせなど)を、少し丁寧に整えて「この会社は実在していて、信頼できる」と伝わるようにすること。今日は、何から手をつければいいかを、一緒に順番に見ていきましょう。
結論:E-E-A-Tは「経験・専門性・権威性・信頼性」の頭文字で、Googleが品質を測るときの考え方の一つです(順位が直接決まる設定項目ではありません)。会社サイトでまず整えたいのは、①誰が運営しているかがわかる会社情報 → ②実績・事例 → ③連絡先や所在地などの基本情報 → ④更新日や根拠の明示の順。新しいページを増やすより、今あるページを埋めて整えるほうが先です。
何が起きているのか
E-E-A-Tは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼性)の頭文字をとった言葉です。Googleが「そのページや発信者が、その分野で信頼できるか」を評価するときの考え方として、検索品質評価のガイドラインの中で使われています。中心にあるのは最後の Trust(信頼性) で、ほかの3つはそれを支える要素、という位置づけです。
ここで大事なのは、E-E-A-Tはスイッチのようにオン/オフできる設定ではないということ。「このタグを入れれば上がる」といった魔法の項目はありません。だからこそ、身構えるより「会社として当たり前のことを、ちゃんとページに書いておく」と考えるほうが、現場では動きやすくなります。
会社サイトでつまずきやすいのは、たとえばこんなところです。どれも「怠慢」ではなく、日々の運用で後回しになりがちな、よくある詰まりです。
- 誰が運営している会社なのかが薄い:会社概要が住所と電話だけで、事業内容や沿革、代表者名などが少ない。
- 実績や事例が載っていない:本当は経験も納入実績もあるのに、サイト上では伝わっていない。
- 連絡先や問い合わせ導線が見つけにくい:実在する会社なのに、それが訪問者にも検索にも伝わりにくい。
- 記事に「誰が書いたか」「いつの情報か」がない:内容は正しくても、根拠や更新日がないと確からしさが伝わりにくい。
つまり、多くの会社サイトに足りないのは新しいテクニックではなく、「すでにある信頼を、ページ上でちゃんと見えるようにする」一手間なんですね。
手順を小さく分ける

一度に全部そろえようとせず、土台の「信頼」に近いところから順に整えます。上から3つできれば、今日はもう十分です。
- 会社概要を「実在が伝わる」ページにする:正式な会社名・所在地・代表者名・設立年・事業内容を埋めます。可能なら沿革や従業員数、許認可・資格などもあると、経験と専門性が伝わりやすくなります。ここが土台です。
- 問い合わせ・連絡先を見つけやすくする:問い合わせページや電話・住所を、どのページからもたどれるようにします。「連絡が取れる実在の会社だ」と伝わることが、信頼性の基本になります。
- 実績・事例・お客様の声をまとめる:導入事例、施工・納入実績、取引先の業種、受賞やメディア掲載など、すでにある事実をページにします。ないものを作るのではなく、埋もれている実績を出すイメージです。
- 記事や情報ページに「根拠」と「日付」を添える:数字や制度に触れる記事は、出典(公式サイトなど)へのリンクと、公開日・更新日を書いておきます。「いつの・何に基づく情報か」が見えると、確からしさが上がります。
- 書き手・監修者がわかるようにする(無理のない範囲で):専門的な内容なら、担当部署や監修者、書いた人の肩書きを添えます。個人名が難しければ「〇〇部 編集チーム」でも構いません。誰が発信しているかが見えることが大切です。
- プライバシーポリシーなど基本ページを整える:プライバシーポリシー・運営者情報など、会社として当然備えるページがそろっているか確認します。地味ですが、信頼性の底上げになります。
まずは1と2、つまり「会社概要」と「連絡先」から。ここが埋まっているだけで、土台はぐっとしっかりします。
具体例
たとえば、同じ「会社概要ページ」でも、少し手を入れるだけで伝わり方が変わります。
- 手を入れる前:会社名/住所/電話番号だけの、数行のページ。間違ってはいないけれど、どんな会社で、何が得意なのかは読み取れません。
- 手を入れた後:会社名・所在地・代表者名・設立年・事業内容に加え、「創業◯年、◯◯業界向けに◯件の実績」といった一文と、事例ページ・問い合わせへのリンクを添える。すると、経験(Experience)・専門性(Expertise)が自然に伝わり、連絡先で信頼性(Trust)も補えます。
記事ページでも同じです。「◯◯の費用相場」といった記事に、出典リンクと「2026年7月更新」の一言を添えるだけで、「きちんと確認して書かれた情報だ」と受け取ってもらいやすくなります。特別な文章力ではなく、事実を丁寧に置くだけで十分なんですね。
注:E-E-A-Tは、検索順位に直接ひもづく「設定」や「スコア表示」があるわけではありません。整えたからといって、翌日に順位が上がるとも限りません。あくまで中長期で「信頼できるサイト」に近づけていく土台づくりとして取り組むのがおすすめです。評価の考え方や基準はGoogle側で更新されることがあるため、最新の方針は「Google検索セントラル」など公式情報での確認をおすすめします。
あなたへの影響
- 「E-E-A-Tって結局何をすれば?」の答えが、今あるページを整えるという具体的な作業に落ちて、動き出せる。
- 実績や会社情報がページ上で見えることで、検索だけでなく、サイトを訪れた見込み客の安心感にもつながる。
- 上司に「SEOのために何をしている?」と聞かれても、「会社の信頼性が伝わるようにページを整えています」と、地に足のついた説明ができる。
明日やること
- 会社概要ページを開いて、会社名・所在地・代表者名・設立年・事業内容がそろっているか確認し、足りない項目を一つ埋める。
- どのページからも問い合わせ・連絡先にたどり着けるかを、スマホでも確認する。
- 実績・事例のネタ(導入先の業種、納入件数、受賞・掲載など)を一つ書き出し、載せられる形にする。
- よく見られている記事を一本開き、出典リンクと更新日が入っているか確認して、なければ添える。
チェックリスト
- 会社概要に、会社名・所在地・代表者名・設立年・事業内容がそろっている
- 許認可・資格・沿革など、専門性や経験が伝わる情報を載せている
- 問い合わせ・電話・住所に、どのページからもたどり着ける
- 実績・事例・お客様の声など、すでにある事実をページにしている
- 主要な記事に、出典(公式情報など)へのリンクがある
- 記事に公開日・更新日が表示されている
- 専門的な内容に、担当部署・監修者・書き手がわかる表記がある
- プライバシーポリシー・運営者情報など基本ページがそろっている

E-E-A-Tは、身構えるほど特別なことではありません。 「うちは実在していて、こんな経験があって、ちゃんと連絡が取れる会社です」——それをページで正直に伝える。 突きつめれば、それだけです。新しいページを増やさなくても、今ある会社概要を一項目埋めるところから始められます。
一度で完璧にしなくて大丈夫。今日ひとつ、会社の実像がページに出た。それだけで、信頼はもう伝わりはじめています。
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